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<浩のワンルーム>
ラブホテルへ行ったのは三回で、お金もかかるし、時間の制約もあるからと、浩が自分のワンルームへ来ないかと誘ったのです。美沙は、こころよく了解して、一週間に一回ほど、浩のワンルーム、聖護院の近くで学生マンションの三階の部屋です。
「来ましたよ、ひろしのおへや、きれいに、片づけてるんですね」
初めての訪問で、部屋に通されるなり美沙が言ったのが、この言葉です。六畳の広さのフローリングです。本棚に美沙には難しい物理学の専門書が並んでいて、漫画の本なんかないことに気づいて、美沙のワンルームは女子用だから、もっとふわふわな感じの部屋です。美沙の住まいは女子寮みたいだから、男の浩がやってくるのを見られたら、大変だから、美沙が、浩のワンルームへいくことにしたのです。美沙にためらいはありませんでした。
「うん、おれの部屋、美沙がくるなんて、思いもかけなかったよ」
浩にしてみれば、このワンルームへ、これまでに何人の女子がやってきたのか、もう慣れた応対です。女子は綺麗好きだから、それに匂いに敏感だから、迎えるときは秘密の道具類は隠しておいて、慣れてきたらその道具で女子を苛めて悦ばせて、写真集とDVDを創るのです。
「ここで、トランペット、練習でけへんでしょ、お勉強ばかり、ですか」
「まあ、な、あんまし勉強バッカにならないように、してるけど」
美沙は、軽装です。薄いブルーのセーターにカーデガン、スカートはロング丈です。スカートのすそをひろげて、カーペットに座る美沙。四角い60㎝各の黄色いちゃぶ台があって、その前に座ったのです。座ると、机と椅子が目の高さより上になる感じです。ベッドは、柵がないシングルです。毛布じゃなくてお布団、シーツは白、枕は大きめです。
「ねぇ、ねぇ、つぎのコンサート、6月でしょう、練習、いそがしくなるね」
「まあ、な、三年前にやった曲だから、おれは、たいしたことないんだ」
ベルリオーズの曲を演奏するんですが、週に一回、パート練習、二週一回合同練習です。美沙は、部屋を見渡し、次に、どうすればいいのか、思い悩むところ、浩が、美沙を抱き寄せます。やっぱり、男が先導役で、女子は奥ゆかしくおごそかに、からだを与える、美沙は、結局、このように思っているところです。
「ゆっくりで、いいんやろ、美沙、泊ってもいいんだよ」
「はぁああ、なりゆき、わたし、なりゆきにします、ううっ」
抱かれて、キッスされてしまう美沙。男の匂い、浩の匂いは、甘い香りがするんです。ほんとうです、香水をつけているのか、美男子の浩は、女子学生にモテモテのイケメン、先々研究者をめざしている大学院生です。